「彼と彼女の理想郷」元ネタ集


・このページは、「彼と彼女の理想郷」内において、ワークレットが意識して使ったパロディネタと、その元ネタの紹介をするページです。
・「彼と彼女の理想郷」を読破してから目を通すことを推奨します。
・そこまで真面目に作ったページではないので、要所要所ミスがあるかもしれません。ご了承下さい。
・筆者はそこまで年齢が上な人間ではありません(笑)。
・筆者はかなりのB'zファンです(爆)。

以上のことに注意してお読み下さい。


プロローグ


 ぐ〜。
「――某検索サイトの宣伝という可能性も捨て切れんぞ」
「捨てていいよ! どんな宣伝だよ!?」

goo。


「ま……まさか、あれですか!? 「いや、二年前まではあったんだけど――可哀想なことをしたよ」とかいうやつですか!? 家が燃えちゃったとか、借金苦で失踪したとか、●ジラに踏み潰されたとか、家政婦に見られたとか!! そんなぁ……折角ここまで来たのに……」
 勝手な想像で勝手にショックを受けて勝手に項垂れてしまった。――っていうか家政婦に見られると一体どうなるんだ日本の家庭は。

●ジラ=映画「ゴジラ」、家政婦=ドラマ「家政婦は見た!」より。


Scene 1  「I wanna be your princess!!」


「――選択肢一、すももが魔法に目覚めて所有しているワンドが喋っている、選択肢二、かーさんのスタンドだ、選択肢三、よく出来た留守番電話。――神よ、俺にこの中から選ばせてくれ!」

スタンド=漫画「ジョジョの奇妙な冒険」より。


Scene 2  「両手に姫、心に涙」


「いいんだよ、もう……パトラッシュ、俺はもう疲れたんだ……」

アニメ「フランダースの犬」、ラストシーンより。


Scene 4  「多分、初めてのおつかい」


「えー……おほんおほん。瑞穂坂に行きたいかー!!」

「アメリカ横断ウルトラクイズ」より。ニューヨーク。


「では本題に入ります。――雄真さん……あなたのお母さん、見つかりました」
「何の話!? 人生バラ色!?」

「嗚呼!バラ色の珍生!!」。


「そうでした……ならこちらで。――スーパー雄真さん人形」
「俺は世界の不思議を発見するつもりはありません!!」

「世界ふしぎ発見!」より。スーパーひとし君人形。


「ううん、白塗りの赤パーマの人が店員だと思ってた」
「それハンバーガーだろ!? っていうかハンバーガー屋行っても多分いないし彼!」
「チキンの人は実在してたじゃん」

白塗り赤パーマの人=ドナルド。マクドナルドのキャラクター。
チキンの人=カーネルおじさん。ケンタッキーフライドチキンのキャラクター。
カーネル・サンダースは実在した人(本名はハーランド・サンダース(1890〜1980))で、ケンタッキー1号店を作った人である。


Scene 5  「IT'S HOLIDAY」


「とおくと〜お〜く〜どこまでもとおく〜♪」
 アコースティックギターの音と共に、その歌声は車内に響き渡った。――が、
「はいはい、流れる川とかどうでもいいから、現実逃避は終わりにしたら?」
 という一声でバッサリと止まってしまった。
「――っていうか何でお前この歌知ってるんだよ。いや知ってる俺もあれだけど」
「いい歌じゃない。二人の定め知らぬ川は――」

「万里の河 / CHAGE & ASKA」(1980)。


Scene 6  「彼と彼女の理想郷」


「そうなんだけど、やっぱり雄真くんと一緒に帰りたくて、待ち伏せしてた。――私が急に綺麗になったのは雄真くんとこんな風に会ってるからなの」

「まちぶせ / 三木聖子」(1976)。松任谷由実がセルフカヴァーしたもの(1996)が有名か。


Scene 9  「Sweet & bitter princess」


「私、あれも得意。●ル●ルランド」

クルクルランド。1984年に発売された、ファミコンソフト。


「それじゃ、ちょっと奥さん、一旦コマーシャル入れるからね」
「入れなくていいです! 生電話してません! おもいっきりしてません!」

「午後は○○おもいッきりテレビ」(1987 - 2007)の1コーナー、「ちょっと聞いてョ!おもいッきり生電話」より。


Scene 10  「キレイな愛じゃなくても」

シーンタイトルは「キレイな愛じゃなくても / B'z」より。
非シングル曲で、1995年にリリースされた8th Album「LOOSE」にのみ収録。


「よーし、絶対に勝ってみせるからね、私のスペシャルケーキで。名付けて「咲き誇るケーキの奇跡」!」
「――何処から来たんだ、そのタイトル」
「駄目かな?」
「駄目じゃないんだけど……何となくお前っぽくないっていうか」
 どちらかと言えば柊がよく似合いそうなタイトルだ。――何でって言われると困るけど。

鷹勝さん作「咲き誇る魔法の奇跡」より。はぴねす! アフターストーリーの長編SSで、
オリジナルの主人公と杏璃の物語。リンクのHEAVENにて完結済み。


Scene 12  「見抜いていた人、見抜かれていたもの」


「でも、二人っきりになるチャンスだぞ? よく言うだろう、「友達発恋人行き」とな。そのまま二人で逃避行というのもドラマチックで悪くないぞ?――終点のない〜 列車なら〜 良かったのに〜」
「だああああ!! 頼むからこれ以上こじらせるな!!」
 しかもまた随分マニアックな曲までついてるし!

「STARDUST TRAIN / B'z」より。非シングル曲。3rd Albun「BREAK THROUGH」(1990)に収録。


「っ! 柊お前、この手のゲームはやったことあるか?」
「? 人並みにはあるわよ?」
「八体出現、一箇所に集まる、この手のナレーション! 奴ら、合体する気だ! キングタマちゃんになるつもりだ!」

「ドラゴンクエスト」シリーズより、キングスライム。初登場はW。


 チャララララ〜♪ チャ〜ラ〜ラ〜チャ〜ララ〜♪ チャラ〜ララ〜♪ チャ〜ラ〜ラ〜ラ〜ララ〜♪
「このテーマソングを聞く限り、目の前のスフィアタムは、純情派だな」
「そっちの「はぐれ」かー!!」
 わかるわけないだろー!! 俺達の年代でテーマソングまで記憶してる割合どれだけだと思ってるんだよ!?

ドラマ「はぐれ刑事純情派」より。


Scene 13  「姫達の背水の陣」


「あ、その、これも違うんですね……てっきり「ふんぬらばあああああ!!」とか言っているものだと思ってました」
「私は何処の悪魔のラインマンなのよ……」

漫画「アイシールド21」より。


Scene 14  「Can't say "Good-bye"」


「……サンバッハってどう見てもバイオリンじゃん。刀じゃねえだろあれ」
「あれは世を忍ぶ仮の姿。卍解すれば見事な朱色に染まる太刀に変化する」
 卍解て。いつから上条さんは死神になったんだよ。

漫画「BLEACH」より。


「次からは、呼んだら五秒で跪くこと」
「いや俺は一体何処の執事なんですか」

「跪くまで5秒だけ! / 橋本みゆき」(2008)。アニメ「君が主で執事が俺で」主題歌(らしい)。


「雄真くん、私ラストのシーンでウェディングドレス着て工事現場走るから! 僕は死にませんって言ってね!」
「お前は俺に百一回プロポーズをしろと!?」

ドラマ「101回目のプロポーズ」より。ちなみに「僕は死にません」はラストシーンではない。


 と、その時。――チャラララララララ〜♪ チャ〜ララ〜♪ チャラララララララ〜♪ チャ〜ラ〜ラ〜ラ〜♪
「あ、あたし」
 柊の携帯電話が鳴り出した。……というか、
「またベタな着信メロディだなお前……」
 気持ちはわからなくないけどな。
「私個人としては柊杏璃が使用している方も悪くはないが、どちらかと言えば砂漠の真ん中で会いたがっているやつの方が好きだな」
「お前はよほどあの人達好きなんだな。マニアックな歌も知ってるし」

杏璃の着メロ=「ZERO / 佐藤ひろ美」。PC版「はぴねす!」主題歌。
クライスが言っている曲=「ZERO / B'z」。1992年発売の11th Single。ZERO繋がりというネタでした。


Scene 15  「Kiss -Joy or Uneasiness-」


「――って、ストーップ!! ストップシーズンインザサン!!」
 最早俺も故障寸前だ。夏でもないのに。

「シーズン・イン・ザ・サン / TUBE」(1986)。


「あ、当たり前だ。夢が呼んでるからフライデーミッドナイトブルーだ」

「FRIDAY MIDNIGHT BLUE / B'z」。1990年にリリースした4th Album「RISKY」にのみ収録。


Scene 16  「ハッピーエンドじゃ終われない」


「おおおおう、お、おは、お早う、あ、あん、あん、あん……」
「とっても大好き〜♪」
「別に俺はネコ型ロボットのオープニングテーマを歌ってたわけじゃねえよクライス!!」

アニメ「ドラえもん」主題歌「ドラえもんのうた」より。


Scene 24  「愛と憎しみの始まり」

シーンタイトルは「愛と憎しみのハジマリ / B'z」より。
13th Album「BIG MACHINE」(2003)にのみ収録。ちなみに曲の内容は全然こちらの本編とは無縁。


「元気が無いのかい? それなら、僕の顔をお食べ」
「食べられるわけないだろうが! お前はいつからパンで出来たヒーローになったんだよ!」

アンパンマン。


Scene 29  「ALL-OUT ATTACK」

シーンタイトルは「ALL-OUT ATTACK / B'z」より。
15th Album「MONSTER」(2006)にのみ収録。


Scene 30  「言葉にしてくれなきゃ、伝わらない」


「有名だろ、キーホルダー。「努力」とか「根性」とか「バナナニヌネノ」とか」
「思いっきり日本を誤解してますね。……っていうか最後の何ですか?」
「ニッポンチャチャチャ、ニッポン――」
「すいません俺が悪かったです」
「? 陽平くん、今のどういう意味なの?」
「丸い地球は玉手箱、ってことだよ、美奈ちゃん」

「ニッポン!チャ!チャ!チャ! / こんぺいとう」(1998)より。


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